ふと空を見る。
きれいな夕日だった。
カメラを取り出し、四角く切り取ってみる。
・・・違和感を覚えた。
私たちの目は実に便利で身勝手。
見たいものを見、見たくないものは排除する。
無意識に排除されたモノは初めからなかったものに
されている。
日本経済を発展を支えてきた「電線」
改めて、意識してみるとその多さに驚くだろう。
試しに、今、窓を開けて空を見てみてください・・・
何本もの電線が空中で重なり合い、まるで、
剥き出しにされた血管を見ているようだ。
日本にいったいどれだけの電柱があるか考えたこと
があるだろうか?
8割を森林で覆われたこの国
には約2000万本ある。
写真
↑これを見てあなたはどう感じますか?
電線がなくなれば、景観が綺麗になるのだろうか?
いや、ならないだろう。他にも問題はたくさんある。
いたる所に無規律に設置された看板だってその一つだ。
なによりも景観を良くしていこうと考える人が少ないのではないだろうか?