加太ゼミ13期カブト         HOSEI univ.


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 ↑エッフェル塔。
  年間670万人が訪れるフランス・パリの一大名所であり、世界の観光表象の代表となっている。

  しかし、建設当初、多くの人が「醜怪な鉄の骸骨」と抗議の声を挙げたことは知っているだろうか?

  1889年のフランス革命100周年記念パリ万博のシンボルとして建造された
  が、訪れる人は少なく年間15万から20万人程度だった。1909年には当初の契約通り解体される
  予定だったが、軍事用の電波送信用の国防上重要な建物として現存することとなった。
  それが、今日では世界一観光客が訪れるフランスの代表的な観光身所に変身を遂げている。

  このように、対象物にどのようにして観光表象が形成されたり変容したりするかというメカニズム
  にはたいへん複雑なものがある。この仕組みは、観光学が解明しつつある原理論なくては理解でき
  ず、その認識なくては、いかな観光政策も成り立ちえないといっても過言ではない。

  

   
 ↑パリ北駅周辺。
  町全体に統一感とフランスらしさがあり、街そのものが観光地として成り立っている。





Last up data : 2008.6.14